おひつ侍こと、原 壱輩(はら いっぱい)でござる
お初にお目に掛かるでござる。
皆々様へ、これよりお引き立てを賜りますよう お頼み致します。
拙者、"おひつの魅力"と"おひつごはんの おいしさ" を
日本中のみならず、世界中の皆様にお伝えすることを使命とし。
世のため人のため、拙者の一命を賭けてでも全うする覚悟でござる!
ところで、貴殿は毎日おひつをお使いかな?
なに?
おひつとは何か?、だと…!?
むむむ!
おひつを知らんとは・・
なんとも仕方がござらぬな!
これよりは、
拙者が懇切丁寧に心を込めて"おひつ"の魅力を
隅々までお教え致しましょうぞ!
「 美味しいごはん 」と 聞こえると・・・
変 身!
おひつ侍
原 壱輩
(はら いっぱい)
石井淳一 店主の前世であり、
江戸中期に会津藩の侍であった。
➡ 「 生い立ちを詳しく知りたい 」
身長 五尺六寸一分 (約170cm)
体重 十七貫二匁(ぶ) (約64Kg)
「 美味しいごはん! 」と聞くと、
石井淳一 店主に憑依し、成り代わってしまう・・!?
【 石井店長がこっそり答えます 】" おひつ侍 "のアレコレ
Q. 「 おひつ侍 」の秘密をひとつ教えてください!
実は、剣の達人です!
とっても強いんですが、侍だった頃は一度も刀を抜いたことが
ないって私だけに教えてくれました。
大体は、鞘と柄でいなせてしまうんですって。
Q. 石井店主からみた「 おひつ侍 」ってどんな人ですか?
おひつ侍は、とっても恥ずかしがり屋。
だから、人前ではおひつを外しません!
でも、お風呂や寝ているときもおひつを被っているから、
きっともう身体の一部になっているのでしょうね。
それくらい、おひつのこともおひつに入れたごはんのことも大好きなんですよ。
Q. 得意なことはなんですか?
ごはんを炊く・調理、古き良き物を見極める眼力。
いぶりがっこの尺八が吹ける、剣術
Q. 好きなものはなんですか?
おいしいごはん!(食事全般)鐘の音 蜩(ひぐらし)の声
形の稽古(剣術) 読書 夏の暑さ 静寂
Q. ニガテなことはなんですか?
新しい物に慣れない…
洋服が苦手。西洋のものや 舶来の品。
- 原 壱輩 の 生い立ち -
1748年 生まれ ---- 1808年 没
原家は代々会津藩に仕える
下級武士(家禄十五石取り)の家系であった。
幼少期は、近くの道場に通い剣術の稽古に励んだ。
二十歳のとき、病弱の父親が病に倒れ、
家督を継ぐこととなり、仕官した。
お城に登って城勤めをすることになり、
御蔵役人として主に穀物や干物、塩等を
管理することがお役目であった。
城に仕官して直ぐに妻帯し子供も居たようである。
三十代中半の頃、大きな転機を迎える。
天明2年(1782年)からの天明の大飢饉があり、
その後に武士を捨て町民となった。
理由は、藩の食糧放出策の対応が腹に据えかね、
自ら暇願いを出した。
併せて、飢饉で家族を失い途方に暮れる。
以来、畑を耕し作物を育てながら、
料理を出す店で働き生計を立てていた。
やがて山寺に拾われ寺男となり、
食事の世話や掃除など寺の手伝いをして
暮らしていたらしい。
山寺の暮らしは、穏やかで平和な日々であり、
料理に精を出し見識を深め、楽しさを見つけた。
晩年は、家族を弔いながら穏やかに暮らした様で有る。